嗜好品が引き金になる理由
偏頭痛に悩む人にとって、特定の食べ物が痛みを引き起こす要因になることはよく知られている。その代表格として名前が挙がることが多いのがチョコレートだ。
チョコレートには「チラミン」という成分が含まれている。この成分は血管を収縮させる働きがあるが、その後に血管が拡張する際、周囲の神経を刺激して激しい痛みを引き起こすと考えられている。
また、チョコレートに含まれるポリフェノールやカフェインも、血管の収縮と拡張に影響を与える。これらが複雑に絡み合うことで、偏頭痛のトリガーとして機能してしまう。
チラミンと血管のメカニズム
チラミンは、体内で分解されるプロセスにおいて血圧を上昇させる作用を持つ。血管が一度きゅっと締まり、その反動で一気に広がるときに、偏頭痛特有のズキズキとした拍動性の痛みが生まれる。
特に、仕事で疲れているときや空腹時にチョコレートを口にすると、成分の吸収が早まり、症状が出やすくなる傾向がある。
すべての人がチョコレートで頭痛を起こすわけではないが、特定の条件が重なったときに反応してしまうケースは少なくない。
マグネシウム不足という側面
一方で、偏頭痛の予兆として「無性に甘いものが食べたくなる」という現象がある。これは脳がエネルギー不足を感じていたり、マグネシウムなどのミネラルが不足していたりする場合に起こる。
チョコレートにはマグネシウムが豊富に含まれている。そのため、チョコレートを食べたから頭痛が起きたのではなく、頭痛が起きる直前の脳がチョコレートを欲した結果、因果関係が逆転して見えるという説も存在する。
自分が「食べたいから食べた」のか、「脳に食べさせられた」のかを見極めることが、原因特定の一助になる。
予防と対策の考え方
もしチョコレートが自身の偏頭痛の原因だと疑われる場合は、一度完全に摂取を止めてみる「除去試験」が有効だ。
数週間ほどチョコレートを断ち、その間の頭痛の頻度や強さを記録することで、本当に関係があるのかを確認できる。
また、高カカオの製品ほどチラミンやポリフェノールの含有量が多いため、ミルクチョコレートなら大丈夫でも、ビターチョコでは症状が出るという違いが生じることもある。
食生活の記録をつける大切さ
偏頭痛の要因は人それぞれだ。チョコレート以外にも、チーズ、赤ワイン、ナッツ類などがトリガーになることもある。
日々の食事内容と頭痛のタイミングをノートやアプリにメモしておくと、自分だけの「地雷」を見つけやすくなる。
無理に大好きなものを一生我慢する必要はない。体調が良い日を選んだり、量を控えたりすることで、上手な付き合い方を見つけるのが賢明だ。
偏頭痛とチョコレートに関する口コミ
昔からチョコを食べると高確率でこめかみが痛くなる。特にカカオ70パーセント以上の濃いやつは、一口食べただけで数時間後に地獄を見るから、今はホワイトチョコしか食べないようにしている。
生理前になるとどうしてもチョコレートが止まらなくなる。その後に必ずひどい偏頭痛が来るので、ホルモンバランスとチョコのダブルパンチにいつも悩まされている。
私の場合は、空腹時にチョコを食べるのが一番危ない。おやつとして単品で食べるのをやめて、食後のデザートとして少量だけ楽しむようにしたら、少しだけ頭痛の回数が減った気がする。
偏頭痛の専門医に、チョコに含まれるチラミンが良くないと教わった。それ以来、大事な仕事の前日はチョコを控えるようにしている。自分にとってのトリガーだと分かってからは、対策が立てやすくなった。
チョコを食べると頭痛がするというより、頭痛が来る前触れとしてチョコをドカ食いしたくなる。体がマグネシウムを欲しているサインだと聞いてから、サプリメントを併用するようにしたら、チョコへの執着が少し落ち着いた。
